消費電力削減 〜ディフューザーによる排風機のインバーター制御でのCO2削減効果〜
バグフィルター用排風機の省エネルギー効果
ダンパーにて風量制御を行った場合、モーターは一定の回転数で運転をし、常に大きな軸動力を必要とします。
インバーター駆動ではモーターの回転数を下げることで風量の調整を行い、軸動力が減少するためにディフューザーを使用することで、空気抵抗(圧力損失)の上昇が抑えられ、モーターへの負荷を低減させる効果により大幅な省エネ運転が可能となります。
某セメント製造会社にてディフューザーを使用し操業を行った結果、排風機の回転数が70%の低減が可能となった実績が以下の通りとなります。
排風機の100%出力時効率:92%
ダンパー制御での所要電力量
(70%速度時:91%の消費電力量)
30kW/0.92×0.91×24h×240日=170,921kWh
省エネルギー効果 170,921-63,860=107,061kWh
12円×107,061kWh=1,284,732円/年
CO2削減量 0.555kg/kWh×107,061kWh=59,418kg/年
電力 約128万円/年の削減
インバーター制御での所要電力量
(70%速度時:34%の消費電力量)
30kW/0.92×0.34×24h×240日=63,860kWh
CO2 59ton/年の省エネ効果
参考数値(風量・回転数に対する消費電力量)